反省しない。

中村なおあき

2014年09月01日 03:05



最近全く本を読んでいなかったので、尊敬してやまない樋渡さんの本で勢いをつけようと読んでみました。

何事もそうですが、一度休んでしまうと当分手につかなくなってしまういけない性分です。
この本のタイトルとは反対に反省してしますが、学習はなかなかしないんですね。

『一日に十二時あるならずや、人もし晝あるかば、此の世の光を見るゆゑに躓くことなし。夜あるかば、光その人になき故に躓くなり。』

最近どこの地方の自治体でも同じ問題を抱えています。
人口流出、高齢化。
普通に考えれば、優秀な人は自分の運命に身を任せ都会や海外に羽ばたいて行ってしまいます。
残された人はその能力の中で生きていかなければなりません。
どうしても間違いの少ない失敗しない選択をしがちです。
横並び主義、前例踏襲主義。
ただでさえ右肩下がりの地方が初めから現状維持を目標にしていたら上がるはずなどありえません。
自分が正しいと思った道ならば、多少の失敗は承知の上で取り組まなければ、衰退している地方に未来などありません。
このまま何もしないでいけば地方の自治体の半分は消滅するであろう、と日本創生会議の増田さんも言っています。
あまり安定を目指した『公務員』に固執せず、これからの地方を考えていかなければいけないでしょうね。

『自反而縮 雖千萬人 吾往矣 』