『地方議会を再生する』要約

中村なおあき

2017年04月12日 18:28





『地方議会を再生する』

<地方議会の現状>
・時間とカネに余裕のあるダメ議員が堂々と当選を重ねている
・立派な議会基本条例を掲げながら、怠惰で不勉強な面々が集っている
・政策提言等のまともな活動をせず、単なる追認機関としてだけ存在し、存在意義が無い
・住民の役に立っていない
・収入面で将来設計ができない為、若者世代が議員になりたがらない

<本来あるべき議会の姿>
・意思決定、監視、政策提言をしっかりと行い、二元代表制の一翼を担う
・住民生活を向上させる

<議会はどうすれば変われるか>
・住民を巻き込む
・単なる追認機関から脱却する為に、議員の資質を向上させる
・議員は専業にする(兼業では仕事が中途半端となることから)
・偏ることなく多種多様な経歴を持つ老若男女で構成させる
・選挙で「割高議員(仕事の割に高い報酬を受け取っている議員)」を落選させる

<どんな議員が求められているか>
・使命感がある
・コミュニケーション能力がある
・まっとうな生活感と旺盛な知的好奇心を持つ
・人が集まる

<参考になる制度>
・首長の反問権を認める
・一般質問で検討するといった内容について、半年ごとに検討結果を議会に報告
・政策サポーター制度(議員の発想だけでは足りない分を住民に補ってもらう)
・予習して、全員が昼寝することなく討議し、意見を集約する勉強会
・新人議員研修会

<一般人に分かってもらいたいこと>
・定数・報酬の削減が議会改革ではない