「未来の年表2 」 河合雅司著

「未来の年表2 」   河合雅司著




過去の成功体験にしがみつき、人口減少や少子高齢化対策に逆行するような愚行は許されない。P14
「ダチョウの平和」「どこかズレている」ことはやめよう。P5

どこかズレているんだけど、沢山の「シガラミ」の中でどうすることも出来ず、また乏しい発想力の中で、これまでの「継続案件」を続けている自治体、法人を見かける。今後の展開は望めない。


資産価値の下がりやすいマンションを、ローンを組んでまで購入する愚行はやめよう。
大規模修繕や建て替えの話がスムーズに行われにくいことも承知願いたい。P59

銀行員時代、不動産屋の社長に言われて、いまだに強烈に印象が残っている。
「ローンを組んでまでマンション買うな」
まあ、これは自動車にも言えること。現金で買える範囲にしときなさい。

勤続年数20年以上の給与の伸びは横ばい。P101
長野県下の一部上場企業で働く同年代(40代50代)に聞いてみたが、プリンターや時計の会社の人、製薬会社の人、銀行の人、皆んなが言うのは、「給料は頭打ち」「退職金や年金は減少」。牧歌的な一昔前の「センパイ」達に比べ、今の中間管理職は、おカネの面で、かなり苦しい。

地方銀行や第二地方銀行の遺産マネーの多くは都市銀行や、ゆうちょ銀行に移される。P127
確かにそうだった。お客である高齢者が死亡するたびに、預金は息子娘がいる都会へと流れていった。昭和40年代に新興住宅地として分譲されたところに、30代40代で住み始めた人たちも、現在では80以上になる。そう言った地区を抱える銀行的には、今後の預金拡大ははかれない。と言うより、極端な話、閉店に追い込まれる。

人口規模が2万人以下の地域ではペットショップや英会話教室が、1万人以下では救急病院や介護施設、税理士事務所などが、5,000人以下になると一般病院や銀行までもが姿を消す。P149
言われてみれば、わが故郷は、そろそろ2万人を切る。行くたびに、お店や民家などの建物が「駐車場」や「公園」になっている。人口が減れば、ますます活気が無くなる。首長さんは「悲観的に捉える必要はない」と言うが。

戦略的に縮む
過去の成功体験はあまり意味がない。P188

牧歌的な一昔前に生きてきた人たちは早く気が付いて欲しい。判断が無理なら早く「現場」から退場すべき。

働けるうちは働く。P192
ズーーーっと前から提案しています。退職金が入り、年金を受け取って「おカネ」にも、まだまだ「体力的」にも、一線を退いて「時間的」にも、余裕のある60代の皆さんには、是非介護の仕事をしていただきたい。自分の親世代が80代90代でちょうどお世話になっているので、お世話の仕方を勉強出来ます。それより、もう少ししたら自分たちがお世話になるでしょ。早めに、その世界に精通することが、「カワイイ年寄り」になれるチャンスです。

1人で2つ以上の仕事をこなす。p197
やるべきだね〜。世間は狭いより広いに越した事ない。ダブルワークなんて、カッコいいじゃん!

リカレント教育として大学などでの学び直しの機会を増やす。P225
会社に入って、はじめの10年は一生懸命勉強するが、その後は頭の回転が遅くなり、変な処世術に頼って会社内を泳いで渡っていく輩ばかり。人生100年時代、50くらいでご隠居気分ではいられない。

商店は時おり開く。
週末だけ商店街構想 P226

わが故郷を思い浮かべる。人通りのほとんどない商店街。週末だけお祭り騒ぎでお店をやった方が効率的な気がしてた。


次世代の子供たちが背負う荷物を少しでも軽くすることが、少子化の危機を見過ごし、十分な対策を講じてこなかった今の〝大人たち〝の責務。P235
目先の自分の利益だけを考えるべきではない。自分たちはじきに死ぬ。でも、自分の子供、孫、ひ孫たちは、これからもずっと継続して、この地球上に存在する。そんな自分の子孫たちに恨まれないような行動を今すべきだろう。





2018年06月14日 Posted by中村なおあき at 12:42 │Comments(0)

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