我々は神ではない!
長い人類の歴史において興る集落も沢山あったが、同時に消える集落も沢山あった。
人口が減って不安だ、との悩みも、もしかしたら長い人類の歴史においてはいくつも繰り返されてきたことで、悩みに値しないものかもしれない。
最近100年の間に炭鉱ができたため急激に人口が増えた北海道の街も、街の存在意義である炭鉱が無くなれば街も無くなるのは必定。
人口が1/10になったからとて不思議ではあるまい。
存在価値が無くなれば当然その命も終わる。
我々が生まれ故郷の人口減少や高齢化を悩んでいるのも、長い人類の歴史からしたら何でもないこと。
人口ピラミッドが歪になっていても、不必要に膨らんだ部分は時間が経てば正常な状態まで凹む。
水は高いところから低いところに必ず流れる。
時間はかかるが、必ずあるべき姿になる。
我々人間が、たかが100年の自分の人生のスパンだけで考えることは甚だおこがましい。