平成27年度 湖周行政事務組合議会議員視察報告

平成27年度湖周行政事務組合議会議員視察報告

下諏訪町議会議員 中村直亮

平成27年8月6日㈭ 13:30から約1時間
小浜市リサイクルプラザ(福井県小浜市深谷25-20-1)
クローズド型最終処分場
無放流タイプ

【視察しての感想】
・建設費用は別で、1トンあたり37,394円(税抜き、人件費抜き)の管理経費は高すぎると感じた。
・候補地選定が難航したが、最終的に地区の区長が市役所職員で、地区の役員に市幹部がいて、高齢者世帯が4,5軒だけだった当地区に決定した、との説明からして市長からの強烈なトップダウンがあったと強く感じられた。
・上記2点からして、私見であるが、比較的安価な民間最終処分場にも焼却灰を持ち出し、埋め立て予定期間当初15年を引き延ばすことで、次期地元最終処分場の新たな候補地選定の煩わしい作業回数を減らした方が、自治体にとっても良いのではないかと考えられる。
・小さな自治体ごとに最終処分場をつくるのではなく、前回視察した埼玉県のように県が主体で動いた最終処分場の方が良いものが出来る気がした。



平成27年8月7日㈮ 8:50から約1時間15分
金沢市西部環境エネルギーセンター(石川県金沢市東力町ハ-3-1)
現在建設中の諏訪湖周クリーンセンターと同じプラントメーカーの(株)タクマが設計施工したごみ焼却施設

【視察の感想】
・まずバスから降りて感じたのが、まったくの「無臭」。通常の施設では敷地周辺に近づくだけで「焼却炉」独特の臭気(灰の臭い)がするが、今回の金沢の施設はそれがまったく無かった。
・驚いたことに、住宅地がすぐ近くにあった。上記のように、通常の「焼却炉」の近辺では臭気がすごい、つまり目に見えない小さな灰が空中をまっているが、住宅が隣接しているということは外部に有害物質が流出していないということか。
・焼却する際に出る「余熱」の利用では、1/4程度を体育館プール、老人施設に供給し、残り3/4の余熱で発電し売電している。その金額7億円!今どきの「自賄い」ブームに乗っていてとても良いと思う。
・業界には業界の都合があるのかもしれないが、人数は余っているように感じた。私が20年以上前にこういった「焼却炉」の補修解体を現場作業員として行っていた頃は、火のついている間(燃焼中)は炉の前にそれぞれ人が一人ずつ張り付き、漫画本をずっと読んでいるのが通常見られる光景であったが、現在はモニターで集中管理しており大幅に人員は削減されている。しかし、民間であったらもっと少ないであろうと感じた。



参加費
20,300円(旅費18,300円、自己負担2,000円)

昼食
1日目 2,160円(参加費に含まれる)
2日目 自己負担

夕食(参加費に含まれる)
食事5,400円、飲み放題2,160円

参加人数
23名(議員10名、職員13名)




平成27年度 湖周行政事務組合議会議員視察報告






2015年08月10日 Posted by中村なおあき at 04:48 │Comments(0)

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